イタリア語翻訳 ( 日本語 ⇔ イタリア語 )、ネイティブチェック、英伊、伊英、和伊 ( 伊和 ) 翻訳


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イタリア語翻訳に携わるということ

トレビの泉
By Al Ianni (CC)


イタリア語翻訳を主体としたフリーの翻訳者として独立して丸4年がたちました。それ以前はイタリア企業で日本との業務連絡を主体に、必要に応じて和伊翻訳や伊和翻訳をこなしていました。

社内翻訳で扱っていたイタリア語翻訳の書類がごく限られた領域におさまるのに対し、フリーのイタリア語翻訳者となると、特に産業翻訳分野において、扱うフィールドは比較の仕様がないほど広がります。

イタリア語翻訳者は食品業界や観光業から各種製造業、ファション業界と、イタリアと日本が関わる幅広い業界のビジネステキストを読みこなし、翻訳する能力を要求されます。

継続して一業種の仕事を受注できれば翻訳能力を高める上でも理想的なのですが、イタリア語翻訳ではこれが難しいのが現実です。業種が違えば使用するイタリア語と日本語の語彙も変わり、そのたびに一から調べなおすこともあり、翻訳作業の能率が上がらないこともあります。

イタリア語と日本語間で専門辞書や参考文献が少ないというハンディーも見逃せません。このためイタリア語翻訳者は英語の文献や辞書を使い、それを仲介としてイタリア語翻訳の作業を進めることもあります。

私はイタリア在住のため、日本の図書館などの利用はできません。反面イタリアの図書館で文献を調べ易いメリットがあります。またイタリア在住でイタリア語を毎日の生活で使い、イタリアの社会背景や習慣に触れていることが、イタリア語翻訳作業をするとき、辞書が少ないハンディーを補ってくれます。

ヨーロッパの翻訳業界では外国語のテキストを自分の母国語に翻訳する 「 一方通行の翻訳 」 が一般的です。しかしイタリア語 ・ 日本語翻訳の場合においては、この原則が当てはまりません。日本人翻訳者が伊和翻訳と和伊翻訳の双方で働くケースが良くあります。 ヨーロッパ人からみると、日本語という全く体系の違う言語を日本人以外が完全に理解するのは難しい、という感覚が普及しているようです。このため、イタリア人が訳した和伊翻訳文を校正する依頼も良くあります。固有名詞や人名の訳 ( 読み ) そして専門用語の解釈が間違っていないかを確認する為です。

イタリア語の文章では 「 語調を整える 」 ことを非常に重視します。技術系の文章や契約書などは別ですが、商業文を翻訳するときに、イタリア語のリズムを重視して書かれたテキストのスタイルをどう日本語に移し変えるか、苦労させられることがあります。

乱暴に言ってしまえば、イタリア語テキストの意味が間違いなく伝われば、翻訳できたことにはなります。イタリア語の文章で言葉が吟味され、語調を整えることに心を配って書かれていれば、それを日本語の翻訳文に反映することが、プロのイタリア語翻訳者としての良心ではないかと思っています。

意味を伝えるだけではなく、イタリア語又は日本語原文のスタイルにあった、読みやすく理解しやすい翻訳文に仕上げることを心がけて、仕事を続けていきたいと思うのです。



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イタリア語一口メモ  

サッカーのイタリア語翻訳の際に、libero ( リベロ ) というポジションがあります。主に守備的な位置にいて、自在に攻撃参加する選手のことですが、libero とは 「 自由な、解き放たれた、随意の 」 というのがもともとの意味です。ただしサッカー用語として日本語に翻訳するときはイタリア語のリベロがそのまま日本語化して使われるようになっています。





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