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翻訳における諸問題

お花菜畑
By Mark Sebastian (CC)

およそ10年間フリーランサーとして翻訳をしてきたこれまでの経験がお役に立てばと思います。私が生まれて始めて翻訳をしたのは中学生のときでした。学校で習ったばかりの英語をもとに辞書を引きながら四苦八苦して訳したのを今でも覚えています。しかし出来上がった訳はおよそ文章とは言えないものでした。それから早数十年が経った現在翻訳を職業としてやっていけるだけの自信を得たと自覚しています。さらに、私は通訳の経験もありますが、通訳と翻訳ではかなり違いがあるように思えます。通訳の場合は、言い直しがきかないので神経を集中しなければいけない一方、文法的にそれほど正確でなくとも相手が話を理解できるかどうかがポイントになると言えます。ところが翻訳の場合は、通訳と反対で、訳し直しができる一方、文法的に正確でないと仕事にならないと言えます。従って、頭を切り換えて両方をこなすのは大変ですがとてもやりがいがあります。ここでは翻訳家としてこれまで気がついたことなどを述べたいと思います。
翻訳対象として文科系と理科系があり、小生は両方対応しておりますが、というより生活のためにしなければならないのですが、理科系の方は文法的にはそれほど難しくはなくとも専門的な知識が必要とされ、特にIT関連ではある程度の知識がないと何をいっているのか分からず訳している本人も非常にストレスを感じてしまいます。望ましいのはホームページを制作したり簡単なプログラムを組んだりしてから、ITマニュアルや仕様書を訳すと読む人も理解しやすいと言えます。以前サウンドトラックのマニュアルを翻訳したことがありますが、幸いなことにかつてホームページでサウンドが入ったフラッシュを制作したことがあったので割合スムーズに翻訳することができました。
一方文科系の場合、知識はもちろん必須ですが、文法的にもかなり理解を深めないと的確に訳せないことが往々にしてあります。特に文学などでは英語独特の言いまわしなどが多く見られ、翻訳の経験をかなり積まないと著者の言わんとすることを訳しきれないおそれが出てきます。また法律、文学、宗教、生活に関する文書では、表面的な知識のみでなくその国、地方独特の習慣 ・ 風習についてあらかじめ調べておく必要があります。
 以上は翻訳するにあたって翻訳者が必要とする事柄ですが、さらにパソコンを楽に扱えることも大切です。最近の話で、Windows ME からWindows 2000にアップデートしたのですが、ウイルスバスターを入れたままアップデートしたためフォントがきちんと認識されなくなりかなり時間をロスしてしまいました。締め切り日はどんどん近づいてくるし、入力を急ぐと、その分間違いが多くなり大変な経験をしました。ハードウェアについては前もって十分知識を得ておくことが必要であり、ソフトウェアについては予め数多く練習して慣れておくことが必須と思われます。またOSをバージョンアップしたときソフトウェアのバージョンアップも必要なことがありますが、これを忘れると無駄な時間を費やすことになります。
要するにプロの翻訳家になろうとする者は、学問的な知識、文法、パソコンの知識などあらゆることに精通することが必要になります。
私自身は、上記の事柄に注意しつつ、クライアントと常に連絡を取り合って正確な翻訳にするように心がけております。


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