イタリア語と日本語、翻訳 、添削、和伊 ( 伊和 ) 、伊英訳、英伊訳


トップページイタリア語圏の情報イタリア語文化における読み物直前のページに戻る

イタリア語と日本語

ハム
By Peter (CC)


国と国との垣根がインターネットの普及やインフラの整備などによって近年著しく低くなっていることから、言語においても相互の国語に触れ合う機会が当然ながら増加しています。

  日本語に入っているイタリア語の多くはスパゲッティに代表される食品や料理名、演奏記号などの音楽用語が多いようです。もっともイタリア語がそもそもラテン語を母体として派生してできた言語ですから、日本語化したイタリア語といっても、大本まで考えたら純粋たるイタリア語とは言い切れないかもしれません。またイタリアから直接日本に入ってくるケースよりも、イタリア語が英語など他の言語に派生して、その経由で日本語として使われるケースも多く見られることでしょう。

  これに対してイタリア語の中で使われるようになった日本語には、他の言語を経由せず、日本語から直接使用されるに至ったケースが多いようです。

食品では白菜、大根、柿が代表的な例で、りんごは mela と言うものの日本の品種であるフジがよく見られるようになっています。白菜は本来であれば cavolo cinese ( カヴォロ ・ チネーゼ。中国キャベツの意 ) と呼ばれていたですが、近年ではハクサイという発音で通じるところが増えてきました。

おもしろいのは柿で、イタリア語ではkakiまたは cachi と表記されるのですが、イタリア語の男性名詞の複数形でiで終わるものは、たいていの場合で単数形はoで終わる規則があります。つまりkakiというのは複数形であって、単数形は kako つまりカコであると信じているイタリア人が多いようです。

イタリア人も近頃ではもっぱら健康志向で自然食品店が多くありますが、ここでは日本食品が主役の一つとなっており、nori、umeboshi、miso、genmaicha などなど、イタリア語に訳しかえることなく日本語でそのまま表示されることが普通となっています。

寝具では布団と畳も使われます。これは日本風のベッドとしてではなく、日本の布団と畳そのものが販売されており、整体上も健康にいいということで静かなブームとなっています。また照明具などにも和紙が使われているものも多く、和紙は washi として紹介されています。

若者の間にはなんといってもマンガが浸透しています。マンガは本来であれば fumetto という単語がありますが、日本製のマンガは今ではそのままずばり manga として扱われています。ほとんどすべてのマンガがイタリア語に翻訳されているのですが、マンガを通じてイタリアの若者は日本の文化に興味を持つようになっています。

天災では津波があります。地震は日本同様イタリアでもしばしば発生しますからsismaあるいは terremoto という単語を使いますが、津波に関しては tsunami として定着しました。



エクスコムシステム ランゲージ サービス(ELS)

イタリア語翻訳、イタリア語文書校正などのお問い合わせ先 : honyaku@excom-system.com

( お支払いは日本国内の銀行口座を御利用いただけます。)

ELSは、翻訳 ( 和英翻訳、英和翻訳、多言語翻訳 )、英文校正 ( 英文添削 編集 リライト 校閲 プルーフリード ネイティブチェック プルーフリーディング )、ウェブデザイン、ネットスクールの英文ライティング指導 ( 自由英作文トレーニング 作成 書き方 指導 和英翻訳講座 対策講座 添削のオンライン通信講座、英文添削講座、英語構文対策講座、ビジネス英作文講座、英語通信講座、英語学習 ) 等の総合サービスです。
英語 ( 和英翻訳、英和翻訳 ) の他にも 、イタリア語翻訳、をはじめ、フランス語、ドイツ語、ロシア語、スペイン語、ポルトガル語、オランダ語、ギリシャ語、スウェーデン語、ノルウェー語、デンマーク語、フィンランド語など多言語の翻訳と校正に対応いたします。
ELS では、自動車、機械、電気、電子、半導体、通信 ( ソフト、ハード ) から医学、薬学、バイオ、化学、環境、土木、建設、そしてさらには特許、法律、契約、行政、政治、経済、金融、マーケティング、国際ビジネス、メディア、観光、歴史、文学に至るまで、それぞれの分野で専門知識を持った翻訳者、校正者を確保しています。英語はもちろんのこと、イタリア語の翻訳を通じて、著しい発展を遂げるイタリアとの架け橋になることができれば、私どもにとって望外の喜びです。各種文書の作成に関する日本 ・ イタリア間の習慣の違いにまで踏み込んで、きめの細かい翻訳をお届けします。
またイタリア語論文翻訳はELSにお任せください。イタリア語による各種論文のグローバル発信が求められる現状では、いかに優れた論文でも、翻訳者の知識、技量は必須です。ELSでは、医療論文 ( 医学論文 )、小児科論文、看護論文、卒業論文、法律論文、観光論文、科学論文を始め、環境、半導体、自動車の技術 ・ 研究論文、経済、政治、歴史、社会学、文学、ビジネス等多岐にわたる学術論文において、各分野での専門知識を持った翻訳者やネイティブが翻訳、校正を担当いたします。ELSではお客様のご希望にそったイタリア語論文に仕上げ、またイタリア語論文の書き方についても専門家がアドバイスいたします。
また、日本文化に精通した日本在住のネイティブとのコラボレーションによりリーズナブルな料金で高品質なサービスの提供が可能になります。
翻訳品質、顧客対応共にベストな翻訳サービスを提供いたします。
(なお、お支払いには日本国内の銀行口座をご利用いただけます)。



イタリア語一口メモ 

イタリア語翻訳の際、性と数の違いを日本語でうまく表わすことができません。Stanco?(疲れていますか)と聞かれたとき、その相手は男性一人だということがイタリア語ではすぐわかります。日本語ではこれを「彼は疲れていますか」とわかりやすく主語を書かねばなりませんから、会話の場合ですと口調で男性か女性の会話文かわかるようにするなど工夫が必要となってきます。





エクスコムシステム ランゲージ サービス(ELS) Copyright 2007-2009無断転載禁止。