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イタリアの歴史

イタリア図
By Archeoastronomia (CC)


まずイタリアの国の成り立ちについて俯瞰してみます。このイタリアという日本語の呼称ですが、正式名称はイタリア共和国となり、国家としてこのイタリア共和国が成立したのは1946年ですから実に新しい国ともいえます。イタリア半島全体を統一したイタリア王国ですら1861年ですから、イタリア半島に誕生した統一国家としてはまだ150年程度の歴史しかありません。ということは今のイタリアを一口で説明したり、一まとめにして考えたりすることが、いかに難しいかということがおわかりになるでしょう。

つまり紀元前の時代から統一国家誕生に到るまで、イタリア半島には様々な勢力が群雄割拠していたことになります。その最初といえるのが紀元前8世紀ごろエトルリア人により誕生した国家です。文献などの明確な資料が残っていない時代ですが、紀元前6世紀ごろにこのエトルリアを滅ばしたローマ人によって共和制が始まったとされています。この元々は都市国家であったローマが帝政となり、いわゆるローマ帝国へと発展しました。

カエサルやポンペイウスなどの名君が出た後、紀元2世紀ごろに安定した国家となり、領土を増えて最盛期を迎えます。ローマ帝国による平和の維持をパクス・ロマーナと称し、支配下にあるすべての地域の人々にローマ市民権が与えられ、広大な領土を擁する時代となります。しかしながら4世紀になると東西に分割統治されることとなり、二度と再統一されることなく西ローマ帝国は5世紀に消滅、東ローマ帝国はビザンティン帝国とも呼ばれ15世紀まで続きますが、オスマン帝国によって征服されました。

イタリア半島においては中世にミラノやヴェネツィアやナポリなど強大な国家が誕生したものの、ローマ教皇庁が巧みに政治をあやつり統一国家の誕生は果たせず、逆に力をつけてきた隣国のフランスやスペインやオーストリアなどの侵入を受けるようになります。特にフランスは何世紀にも渡り数度の侵入を繰り返し、ついに18世紀末には当時フランス皇帝だったナポレオンによって全土が征服される事態もありました。現在ミラノのドゥオモ広場の脇には王宮と呼ばれる建物がありますが、この名前はナポレオンがイタリア在住時に居住地としたことに因んでいます。

ナポレオン失脚後のイタリア半島は再び分裂しますが、サルデーニャ王国を母体としてヴィットリオ・エマヌエレ二世が全イタリアの統一に成功し、1861年イタリア王国が誕生します。最初はトリノが首都となり、5年後にフィレンツェに遷都され、さらに5年後にローマに遷都され現在に到っています。

イタリア王国は第一次大戦、第二次大戦に共に参戦し、1946年共和制を問う国民投票によって当時国王だったサヴォイア家のウンベルト二世が退位し、イタリア共和国が誕生します。戦後はソ連の強い影響を受け続けたものの、西側に踏みとどまり、7カ国が参加するようになった先進国首脳会議の一員としての重要な地位を獲得するに至りました。



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イタリア語一口メモ 

イタリアの大都市といえばローマ、ミラノ、トリノ、そしてフィレンツェが代表ですが、このうちミラノだけは一度もイタリアの首都になったことがありません。古くは西ローマ帝国の首都だった時代もありますが、現在のイタリア共和国の首都に選ばれていないところにジレンマがあるようです。日本でいえば日本統一を達成した豊臣秀吉や織田信長を輩出しながら、一度も首都になったことのない名古屋のようなイメージです。





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