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イタリアの食事 I

ごはん
By Laurent (CC)


イタリアではここ数年来、日本食がたいへんなブームとなってきました。元々ローマ帝国の時代から、イタリア半島に住む人々の多くは魚を主体とする地中海料理を好んでいました。魚を食べる現代の健康ブームにあいまって、低カロリーで健康食の代表とも召される日本食に目の色を変えるのも自然の流れかもしれません。ですからイタリア人の中でどうしても日本食が受け付けないという方は、生魚を食べる寿司や刺身が苦手だからという理由からではなく、醤油の匂いがダメだという人や、甘いものを好まないからだという人のようです。甘いものと聞いて日本人は驚いてしまいますが、日本食には砂糖を使った料理が多く、一般にイタリア料理にはシチリアなどの地域を除き砂糖をそれほど取り入れていないことで違和感を覚えてしまうようです。

逆に日本人でイタリア料理が苦手だという人はどれほどおられることでしょうか。スパゲティが受け付けられないという方や、トマトソースが喉を通らないという人はいささか珍しいのではないでしょうか。強いて挙げるならオリーヴ油が苦手という方はおられるかもしれません。正当なレシピではパスタ一皿につき100ccのオリーヴ油を使いますから、あっさりしたものを好む方にはかなり重たく感じられることでしょう。

ではイタリアの食事とはどんなものなのか。歴史にも目を向けて見てみましょう。

誰もが知っているトマトソース味のスパゲティですが、この料理が完成するのは意外と言ったらよいのか、少なくとも16世紀以降のことです。それはコロンブス(本名Cristoforo Colomboというジェノヴァ出身のイタリア人)による新大陸発見により、南米原産のトマトが初めてヨーロッパに伝えられるようになって以降のことですから。またスパゲティもいつから存在したのかは正確な歴史が不明で、一説によると東方見聞録(Il Milione、「百万」という名の写本がもっとも有名)を13世紀末に記したマルコ・ポーロ(Marco Polo。ヴェネツィア出身)が中国より持ち帰った麺類をイタリア風にアレンジしたものと言われています。その事の真偽は定かではありませんが、ヨーロッパ料理で麺類が数多く登場するのはイタリア料理の特徴であるのは一つの事実です。これにトマトソースを使うようになったのはナポリが最初と言われているのですが、それにしても19世紀の前半という新しさです。

ではスパゲティもトマトもない時代、イタリア人は何を主食としていたかというとパンや米です。ヨーロッパは元々小麦の生長に適した気候ですからパンは当然として、米というのに意外に思われる日本人も多いかもしれません。しかしロンバルディア地方は米どころとして知られており、パスタ料理と双璧を為す米料理のリゾットはこの地方の料理として発展しました。



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イタリア語一口メモ 

イタリア人がパスタを食べる際には、必ずといっていいほどal dente(アル・デンテ)で調理します。「歯に」という意味で、歯応えがある硬さで茹であがっていることを指します。日本人もうどんや蕎麦は茹で過ぎは厳禁と考えたり、喉越しが大切だと言ったりしていますから、イタリア人以外でパスタの美味しさがわかるのは日本人だけだという説もあるほどです。実際に多くの日本人がイタリア料理を学びに実地で働いているのが現状です。





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