ELS は、英語翻訳 ( 和英翻訳、英和翻訳)、英文校正 ( 英文添削 編集 、リライト、 校閲、 ネイティブチェック、 プルーフリーディング
)、ウェブデザイン 等の総合サービスをしております。
上記の英語翻訳と英文校正 の他にも、お客様のあらゆるご要望にお応えすべく、ドイツ語をはじめ、フランス語、イタリア語、ロシア語、スペイン語、ポルトガル語、オランダ語、ギリシャ語、スウェーデン語、ノルウェー語、デンマーク語、フィンランド語など多言語の翻訳と校正に対応する体制を整えています。
ELS では、自動車、機械、電気、電子、半導体、通信 ( ソフト、ハード ) から医学、薬学、バイオ、化学、環境、土木、建設、そしてさらには特許、法律、契約、行政、政治、経済、金融、マーケティング、国際ビジネス、メディア、観光、歴史、文学に至るまで、それぞれの分野で専門知識を持った翻訳者、校正者を確保しています。
また、日本文化に精通した日本在住のネイティブとのコラボレーションによりリーズナブルな料金で高品質なサービスの提供が可能になります。英語はもちろんのこと、ドイツ語の翻訳を通じて、著しい発展を遂げるドイツとの架け橋になることができれば、私どもにとって望外の喜びです。各種文書の作成に関する日本 ・ ドイツ間の習慣の違いにまで踏み込んで、きめの細かい翻訳をお届けします。
翻訳品質、顧客対応共にベストな翻訳サービスを提供いたします。
ドイツ語一口メモ ドイツ語史のひとこま
現代のヨーロッパの諸言語は、大雑把に言えばそれぞれの国の国境線とその使用領域が重なっています。これは、18世紀のフランス革命を嚆矢とする近代国民国家の形成という歴史的経緯と深く関連する、近代に特有の言語配置状況であり、このような国境線と言語圏との大まかな一致という現象は、それぞれの国の近代化の過程に連動して現れました。現在の国境線に近い形で国民国家を最初に形成したのはフランス革命後のフランスでした。革命政府は国家的統一を強固なものとするためのさまざまな施策を実施しましたが、その最重要な柱のひとつが言語政策でした。新たに形成された国土全体に統一的な 「 フランス語 」 を広めるために、上からの人為的な 「 正しいフランス語 」 が制定され、これを 「 フランス国民 」 に教え込むための教員の養成機関である「高等師範学校 ( エコール・ノルマル )」 が設立され、彼らが 「 国民教育 」 の中で重要な役割を担うこととなりました。近代国民国家の形成と国民言語の上からの植え付けという過程は、フランスに続いて近代化の過程をたどった日本を含む他の諸国においても同様に見られます。
この点でドイツは、現代でこそ大陸ヨーロッパで大きな比重を占めていますが、大きく遅れて近代化の道を辿りました。フランス革命の時代は言うに及ばず、産業革命によりイギリスが 「 世界の工場 」 としての地位を確立した19世紀に入っても、ドイツはなお日本の江戸時代のような 「 小邦割拠 」 の状態にあり、大まかにはもちろん 「 ドイツ語 」 というものは存在しましたが、多くの方言やまちまちな表記法が存在していました。19世紀中ごろの 「 ひげ文字 」 でかかれたドイツ語の文章を当時のままで読むことは現在のわれわれにとってかなりの困難を伴ないます。普仏戦争の勝利とその賠償金によって統一国家の形成に成功したビスマルクの下で初めて、フランス語の国民的統一に相当するドイツ語の正書法の統一が歴史上初めて行われました。1870年代の始めのころ(日本では明治初期)のことです。ドイツはこれ以降急速な発展を遂げ、19世紀末には新興国アメリカとならんで、フランスを追い抜き、それまでの覇権国であったイギリスの国際的地位を脅かすまでになりました。
このように、言語の辿る歴史的過程は当該言語圏の政治 ・ 経済 ・ 軍事 ・ 外交上の動きと密接に関連しているのです。
ページの先頭に戻る