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フランス語一口メモ フランス語と方言
現代のヨーロッパの諸言語は、大雑把に言えばそれぞれの国の国境線とその使用領域が重なっています。これは、18世紀のフランス革命を嚆矢とする近代国民国家の形成という歴史的経緯と深く関連する、近代に特有の言語配置状況であり、このような国境線と言語圏との大まかな一致という現象は、それぞれの国の近代化の過程に連動して現れました。現在の国境線に近い形で国民国家を最初に形成したのはフランス革命後のフランスでした。革命政府は国家的統一を強固なものとするためのさまざまな施策を実施しましたが、その最重要な柱のひとつが言語政策でした。新たに形成された国土全体に統一的な 「 フランス語 」 を広めるために、上からの人為的な 「 正しいフランス語 」 が制定され、これを 「 フランス国民 」 に教え込むための教員の養成機関である「高等師範学校 ( エコール・ノルマル )」 が設立され、彼らが 「 国民教育 」 の中で重要な役割を担うこととなりました。近代国民国家の形成と国民言語の上からの植え付けという過程は、フランスに続いて近代化の過程をたどった日本を含む他の諸国においても同様に見られます。
フランス政府が 「 正しいフランス語 」 を押し付けたのは、地方によって様々な方言が存在したからです。フランスには現在でも方言が残っています。方言と言っても、標準日本語と関西弁ぐらいの違いのものから、まったく異なる言語で地方語と呼ぶのがふさわしいものがあります。例えば、ドイツとフランスの境に位置し、歴史の中でフランスとドイツの支配を交互に受けたアルザス地方ではもともと、ドイツ語に近いアルザス語が使われていました。フランス北西部に位置するブルターニュ地方では、ブルトン語といって、ケルト語系のフランス語とは別の言語が話されていました。また、スペイン国境近くのバスク地方(フランス側ではピレネー ・ アトランティック県)では、バスク語が現在でも使われています。また、長くイタリアの占領をうけたコルシカ島では、フランスの支配を受けるまで、イタリア語に近いコルシカ語が話されていました。今日ではこういった地方語を守ろうとする動きも盛んです。地方語よりももっと狭い範囲で使われる 「 patois ( パトワ )」とよばれる方言もありますが、地方語のように教育機関で教えられるということはなく、現在 「 patois ( パトワ )」を話すことができるのは、地方の高齢者に限られています。
また、同じフランス語でも地方によって独特のアクセントがあります。一番 「 きれいな 」 フランス語を話すとされているのがTour ( トゥール ) を中心とする、フランス中部の地方です。南の Marseille ( マルセイユ ) や Toulouse ( トゥールーズ ) 地方の人が話すフランス語には、標準語よりも開いた音の鼻母音に特徴があります。また、同じ地域でも社会階層によって話し方、発音も変わってくるようです。「エレガント」なイメージのあるフランス語ですが、日本語同様、地域、話し手によって様々な顔があるのです。
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