フランス語翻訳とインターネット : 翻訳専門会社スタッフエッセー ( 日本語 )

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フランス語翻訳のコツ??インターネットの利用法

桟橋
By Risastla (CC)


フランス語翻訳の一つの重要なコツとしては、インターネットをいかにうまく使いこなすかという問題があります。

フランス語の翻訳というと、「要はフランス語ができれば、いいんだろう? 辞書があればいいんだろう?」という風に考えがちです。フランス語ができればたしかによいのですが、そればかりで十分とも言えないのです。たとえば、古典的な文学系のテキストなどですと、通常の辞書を引きまくれば、ほぼ全ての問題点は解消するでしょう。しかし、現代の技術翻訳とか、社会・経済的な現象を訳そうとすると、おそらく辞書だけではかなりの数の問題点が解決不能のままで残されてしまうことでしょう。

たとえば、新聞などでみてみますと、どんどん新しい言葉、新しい略語表現がでてきます。 フランス語ではいくつかの普通名詞でできた組織名を頭文字の組み合わせで表現することが多いのですが(たとえば、SNCF)、そういう略号表示がどのような組織・システムを表すかについては専門用語辞典でも載っていないことがあるのです。

こういう例では英語でなじんでいる略号を順番を変えているだけの場合もありますので、類推で見つけることもできます。たとえば、OCDEは英語のOECDと同じ組織であることは割合と簡単に見つけられます(organisation de cooperation et de developpement economiques)。

こうしたことを調べるには、ご存じの通り、まずもって日本のGoogleを利用することになります。日本のGoogleに「OCDE」と入れてみるのです。あるいは日本のウィキペディアでもよいのです。わが国のGoogle、ウィキペディアでは、フランスに関する情報も一定程度掲載していますから、そうした情報を日本語でそのまま読むことは非常に手っ取り早く情報を入手するのに適当なのです。

それでは、本来のフランス語での情報に関してはどうでしょうか?たとえば、Googleでフランス語を入力した場合には、必要なフランス語の情報すべてにヒットするのでしょうか?
どうもそうでもないようです。
Googleは検索者が何語のパソコンからアクセスしているか調べているようでして、日本語のパソコンからアクセスすると、日本語とフランス語がない交ぜになったサイトばかりが上位に並んでしまいます。これだと情報が偏ってしまい、あまりこれといった情報を得ることができません。

そういう場合にはフランスのヤフーにあたります。

http://fr.yahoo.com/

あるいは、フランスのウィキペディアにあたります。

http://fr.wikipedia.org/wiki/Accueil http://fr.wikipedia.org/wiki/Accueil

ヤフーとウィキペディアをあたれば、さまざまな固有名詞、また略語表現、最近でてきた普通名詞なども見つけることができますし、その意味についても理解できることが多いのです。

またヤフーにはちょっとしたフランス語の辞典の役割を担ってもらうこともできるのです。 ある熟語表現、最近使われるようになった言い回しなどで、辞書に載っていないので難渋することがありますが、そういう場合にはヤフーのrecherche avancee を使用するのです。 これはフランスのヤフーの探している語を入れる空欄の右上の端に「plus」という項がありまして、ここをあけると「recherche avancee」がみつかります。これをあけると「la phrase exacte 」というのが見つかりますから、ここに探している熟語、ないし言い回しを入れるのです。
そうするとそうした熟語、言い回しの具体例がたくさんヒットしますから、そうした言い回しがどのように使われているか、いろいろ当たることによって、その意味を推測することができるのです。


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フランス語一口メモ パリから日帰りでいく町
トゥール

トゥールはフランスを東西に仕切って流れる大河ロワールのほとりにたたずむ古都でして、中世以来の史跡・歴史記念物がたくさんあります。
いちばん有名なのはサンガシヤンの大聖堂でして、ここは長い間をかけて修復が行われていましたが、現在は足場もとれて、その左右対称の美しい鐘塔を訪れる人に見せてくれています。
またトゥールでは中世に遡る木組みの家で囲まれたプリュムロー広場がよく知られています。ここは現在は観光地向けのカフェやレストランがあって華やいだ雰囲気ですが、人気のない時間を狙って尋ねてみると、まるで中世のような静かなたたずまいです。
トゥールが有名な理由のもうひとつは、ここがロワールの城めぐりの拠点になっていることでして、われわれ日本人はパリからのバスの日帰りでロワールのお城を慌ただしく見て回ったりしてしまいますが、これはいかにも急ぎ足でして、あまりゆっくり見ることができません(バスから見るだけの城もある)。
それよりも(理想を言えば)トゥールを拠点にして、一日に二つぐらいじっくりと見て回ることをお勧めします。


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