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スウェーデン語翻訳と日本のビジネス 〜 英語が普及する中で 〜

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By Peter PZ (CC)

スウェーデンにおける産業分野の発達は世界にも良く知られています。しかし近年IT関連分野でのスウェーデンの活躍はめざましく、それに従い日本とスウェーデン間のビジネス提携 ・ 連帯も確実に増えています。しかし、スウェーデンについての一般的な知識というのはなかなか世界で広まっておらず、特に言語に関する誤解が存在します。スウェーデンにおける公用語は英語だと思っている方が沢山いるのも事実です。大半のスウェーデン人は流暢な英語を話すことができ、国際的な場でスウェーデン人は英語を使います。そうであってもスウェーデン語は彼らの母国語であり、どんなに英語が進出し普及しても、スウェーデン語でのやり取りが好まれているのは事実です。

このように英語が普及する中で、スウェーデンで行うスウェーデン語翻訳という作業にはどんな意味があるのでしょうか?また日本とのビジネスにおいてスウェーデン語翻訳の必要性というのはあるのでしょうか?

スウェーデンに来て間もないころ、産業分野でビジネスを行うスウェーデンの会社に派遣され通訳として仕事をしました。プロジェクトはフランス ・ スウェーデンそして日本のエンジニアの間で行われ、私の仕事は日本語から英語又はスウェーデン語に訳すという作業でした。プロジェクトは三カ国の間で行われたので英語が主に使われてはいましたが、やはりスウェーデン人のエンジニアは最終的にスウェーデン語で理解してから作業をするとういう場面も多数ありました。

またスウェーデン語を言語学的に分析して指摘できることもいくつかあります。英語に訳してしまうと意味が薄れてしまったり、強勢の位置によって文の意味が全く違ってくるケースもたくさんあります。例えば動詞 'stå ' は 'stand' (立っている)、 'ligga' は 'lie' (横たわっている)と一般に英語へ翻訳されます。しかし 'ligga' は文章によっては "本来あるべきではない形で横たわっている" というようなニュアンスが含まれる場合もあります。また、前置詞、動詞のどちらに強勢をつけるかによって、文の意味が全く異なってきます。そういった観点から、英語を通さず、直接スウェーデン語翻訳を行う必要性は多いにあるのではないでしょうか。

仕事から得た経験や言語を学ぶことによって、初めてスウェーデン語翻訳の必要性と意味を実感しています。先ほども触れましたが、取引や交渉などの場面では英語で行われていても、開発や実際のプロジェクトとなると母国語 ( スウェーデン語 ) を用いたほうがより確実で正確な意思疎通をすることが出来ます。また母国語を使ってのビジネスが好まれるというのはどこでも共通の事実で、相手の言語を用いながらビジネス ・ プロジェクトを進めるのは良好な関係を築く上で大いに有益ではないでしょうか。そういった観点から、スウェーデン語翻訳という作業は英語が普及した今でも必要ではないかと思います。スウェーデン語翻訳により、ビジネスをする上でより確実そして容易な意思疎通が可能となるのではないでしょうか。


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